【クレジットカード】アメックスゴールド(アメリカ)の解約方法と注意点|MRポイントのデルタマイルへの移管はちょっと待って!

こんにちは、アメリカ在住の はる(@uchiyamaru0914) です。
アメリカのクレジットカードは入会ボーナスがお得なものが多く、非常に魅力的です。
そんな中でもアメックスゴールドカード(Amex Gold Card)は人気が高く、駐在されている多く方が作るカードです。
でも日本に帰国するタイミング決まったときや、カードを作りすぎてしまったとき、解約を検討しますよね。我が家でも最近アメックスゴールドを解約したので、今回の記事では解約の流れと注意点を解説したいと思います。
帰国前にクレカを解約
駐在員に大人気のクレジットカード・アメックスゴールド。
入会ボーナスも魅力的で、毎月使える特典も使いやすく我が家でもメインカードとして利用していました。しかしそろそろ本帰国のタイミングも近づいてきて、ちょうど契約更新のタイミング。今回は契約を更新せず、解約することにしました。
※以下、2024年秋時点の情報で記載しています。特典等の変更により最新情報と違いが合った場合はご容赦ください。
アメックスゴールド解約時のポイント
解約の際の気をつけたいポイントはこちらです。
- 解約タイミングは適切?
(年会費がかからないタイミングの確認) - 活用できる特典を使い切っている?
- MRポイントを貯める他のカードがあるか?
(または使い切っている?)
ひとつひとつチェックしていきましょう!
解約タイミング
年会費を支払わずに解約できるタイミングは、年会費の請求から30日以内です。
日本人の感覚的には、更新しないなら、年会費が請求される前に手続きしなければ!と思ってしまいますが、「請求されたあと」というのがポイントです。
特に最初の1年でやめる場合、2年目の年会費が請求される前に解約手続きをしてしまうと、入会ボーナスを目的にカードを作ったとみなされ、すでにもらっていたボーナスの返還を求められるようです。
(我が家でも別のアメックス系のカードで年会費を請求される前に解約手続きをしてしまいそうになり、その旨をチャットの担当者から言われたため、タイミングの間違いに気づくことができました。)
すでに年会費の支払いが済んでいても、請求から30日以内の解約であれば、返金を受け取ることができるので安心してください。
今回、解約手続き前にオートペイで年会費を支払ってしまいましたが、解約処理完了後、クレジット残高の形で返金を受けることができました。受け取ったクレジット残高は他のアメックスのカードを持っていない場合、銀行振込や小切手で現金として受け取ることができます。(解約・返金手続きともチャットから依頼可能)
参考として、9月に行った解約の手続きを時系列で書いておきます。
① 9/9:チャットからカード解約手続きを完了
② 9/10(依頼の翌日):アカウントに返金(クレジット残高)されたことを確認
③ 9/14:チャットから返金された残高の受取を依頼
(9/10の返金確認後すぐに依頼できたがバタバタして数日経過…)
④ 9/22(返金依頼から8日後):郵送で小切手受取完了
③で銀行口座振込にしたかったのですが、我が家で使っている銀行口座が送金に対応していなかったようで、小切手で受け取りました。7稼働日で届かなかったら連絡するように言われましたが、ほぼ1週間後に無事届き、次年度の年会費を支払うことなく解約できました。
特典の利用
アメックスゴールドにはいろいろな特典がありますが、対象飲食店で使えるダイニングクレジットとUberクレジットは解約前にしっかり使っておきましょう!
どちらも月に10ドル分ずつ受け取ることができますがダイニングクレジットは店舗利用後、Uberクレジットは月頭にUberアカウントに付与、とちょっと違いがあります。
- ダイニングクレジットは解約する月の分まで使用可能
→解約手続き前に使用とクレジット付与まで確認しておくのがベター - Uberクレジットはカード解約後も使用期限(月末)まで使える
我が家は9月にカードを解約しましたが、月のはじめに対象飲食店を利用し、10ドルのダイニングクレジットが付与されたことを確認してから解約手続きしました。
利用して10ドルのクレジットをもらう前にカードを解約した場合、きちんと付与されるのかどうか定かではないので、解約までの期間に余裕があれば10ドル分のクレジットをもらっていることを確認してから解約手続きをするのがおすすめです。
Uberクレジットは自分のUberアカウントに紐づいているので、月末の期限まで消滅しませんでした。カード解約後でも月末までに利用すればOKです。
これらの特典は解約する月も使えるため、
実際には1年分の年会費で”1年+1ヶ月分”の特典
を使うことができちゃいます!お得〜!!
MRポイント
アメックスのプロパーカードでは独自のポイント制度でMRポイントが貯まります。(※MRポイント=Membership Rewards Pointsのこと)
入会ボーナスや日々のカード利用で貯まっているポイントはホテルのポイントや飛行機のマイルに変えて使うことができます。解約のときはこのMRポイントを消失させないように気をつけましょう!
解約するカード以外にアメックス系列のMRポイントを貯めることができるカードを持っていれば問題ありませんが、持っていない場合は解約前にポイントを使い切っているか確認してから解約手続きをします。何もしないで解約するとポイントが無くなってしまいます!
ちなみにMRポイントをデルタマイルにしようと思っている人は事前に1つ知っておいてほしいことがあるので、次の項目で解説します。
MRポイントをデルタマイルに移管する際の注意点
実はこちら、手数料がかかるんですよ…。ご存知でしたか?
アメリカに住んでいればデルタ航空を使う機会も多いし、デルタマイルには有効期限がないので、とても魅力的なポイント移管先です。(ちなみにホテル系は最後にポイント獲得・利用したタイミングから2年有効、というものが多い)
我が家でも有効期限がないことに魅力を感じ、デルタマイルに変更予定でした。
しかし、実際にサイトの画面でデルタマイルに交換しようとしたところ、 「Excise Tax(物品税手数料)」なるものが表示されました。
こちら1万MRポイント当たり【6ドル】か【1200MRポイント】のFee(手数料)がかかります。ポイント支払いだとなんと手数料12%!!
約10.7万MRポイント貯まっていましたが、ポイントで支払うと95,000マイル+手数料で全ポイントがなくなってしまうことがわかったので、それはもったいない、と思ってヒルトンのポイントに交換しました。
通常ヒルトンポイントの場合は
1000MRポイント=2000ヒルトンポイント
ですがちょうどオファーがあり
通常時より+30%(1000MRポイント=2600ヒルトンポイント)になりました。
このポイントは日本に帰ってから、ゆっくり高級なホテル宿泊に使いたいな、と思っています。
デルタマイルは手数料がかかってしまうので他のポイントに比べて交換比率が悪くなります。デルタマイルにする場合、それをわかったうえで交換してくださいね。詳しくは「Excise Tax Delta amex」などで検索した結果を翻訳して読んでみてください。(丸投げ…笑)

デルタマイル以外にもお得なオファーで魅力的になる交換先があると思うので、解約するちょっと前からポイント交換ページをちょこちょこチェックするのがおすすめです。
おわりに
アメリカに住むとクレジットカードを上手に使うことが必須のスキルです。
ただ、気がつくと作りすぎてしまって管理ができない…という状況に陥りそうな人も多いかもしれません。使わないカードは正しいタイミングできっちり解約手続きをして管理していきましょう!
この記事がちょうどアメックスゴールドを解約しようとしていた人のお役に立てていたら嬉しいです。
ではまた〜
Youtubeもやっています。ぜひ見に来てください!