こんにちは、アメリカ在住の はる(@uchiyamaru0914) です。
昨年4月後半から英語学習のために、Lingo Champ(リンゴチャンプ)というアプリのサブスクリプションを年間契約してコツコツ学習していました。
そのLingo Champが2024年3月末で突然のサービス提供終了!
今回の記事はその驚きと、アプリへの課金の危うさについて思うところがあったので記事にしてみようと思います。
LingoChamp(リンゴチャンプ)とは
特徴
Lingo Champは(リンゴチャンプ)はAIを活用した英語学習アプリです。すでに終わってしまったサービスなのであまり詳しく紹介しても仕方がないのですが、対人ではなくAIを使ったキャラクター(AIコーチ)と英会話の練習や発音矯正ができるアプリです。
【参考】Lingo Champ公式HP(※サービス提供終了済)
また英会話以外にも、レベル別のレッスンが用意されていて、
- リスニング
- シャドーイング
- 例文理解確認の問題演習や穴埋め(文法)問題
- 音読(発音矯正)
という感じで英語の4技能(読み・書き・リスニング・スピーキング)を広くカバーしたアプリでした。レッスンも日常的なトピックを扱ったものからビジネス英語まで用意されていて、幅広い題材の英語を勉強することができました。
主力サービスのAIとの英会話は、会話の自由度はそこまで高くはないですが、機械が相手であるのがいいところです。オンライン英会話レッスンと違い、間違える恥ずかしさやレッスン前の予約が不要で好きなときに勉強できる点が気に入っていました。
料金
参考までにサービスの料金も紹介しておきます。
※アプリ提供が終わってしまい、現在公式HPからは料金を確認することができないので、私が昨年(2023年)4月に契約した時点での価格です。
- 1ヶ月契約:3,100円
- 6ヶ月契約:16,800円(月2,800円)
- 12ヶ月契約:22,800円(月1,900円)
オンライン英会話と比べると月あたりの料金も安価だったことと、夫の会社から語学学習費用の補助がいただけたので、12ヶ月契約で利用していました。
突然ログインができなくなる
いつもは出ないログイン画面が表示される
ここ1年ほど平日はこのアプリで30分以上勉強することを習慣に取り組んでいました。
月曜日だった4月1日に勉強しようとアプリアイコンをタップすると、普段は表示されないログイン画面が表示されました。
「あれ?」と思いつつメールアドレスが正しいことを確認して「認証コードを受け取る」をタップして次の画面へ。
すると下の画面の状態で固まってしまい、いくら待っても認証コードのメールは届きません。
サブスクの契約はApple IDを使っていたので、
「もしかしたらメールアドレスではなく、Apple IDでのログインが必要なのかも?」
と思い、次は下の方にあるAppleマークを押してみました。
Apple IDの認証画面が出たので、自分のIDで認証をして次の画面に進んでみても、「ようこそ」という下の画面が表示されたまま、待っても待っても次に進まなくなりました。
アプリの再インストールを試みる
「アプリのバージョンが古いのかも?」と思い、Appleストアへ。
「Lingo Champ」で検索しても、検索画面に表示されません。
不思議に思いながら、一度アプリを消去して、公式HPにあったダウンロードのボタンを押してみると、「アプリ入手不可能」の表示が…。
「自分の端末が原因ではないのかも」と、嫌な予感がしてきました。
事前予告なしの突然のサービス終了
アプリユーザーのXのポストから理由が判明
他の利用者の状況を確かめるため、Xで「Lingo Champ」をキーワードで検索しました。
すると、同じくサービスが利用できなくなったユーザーのポストからログインできない理由にたどり着くことができました。
その内容は3月末でサービス終了、それがこっそりと公式HPの下の方に記載されているとのこと。
実際にHPを確かめると「営業停止勧告」という怪しい文字が…!!
その内容はこちら。(出典:Lingo Champ公式サイト)
Google翻訳を使って日本語に直してみました。
誠に残念ですが、LingoChamp は 2024 年 3 月 31 日をもって営業を停止し、同日をもって本製品に関連するすべてのサービスの提供を終了いたします。長年にわたり、当社は高品質の語学学習サービスの提供に尽力してまいりましたが、この難しい決断を下すことは心苦しい限りです。 営業停止に関するご質問は、2024 年 4 月 30 日までに support@lingochamp.com までカスタマー サービス チームにお問い合わせください。 LingoChamp への変わらぬご愛顧とご支援に感謝いたします。
突然だったことと、その内容にびっくりでした…。
事前通知がないなんて…今後はどうする?
サービスが終了するのであれば、アプリ内でのお知らせや契約者に事前メールが届いてもよさそうなものですが、なんの通知も何もありませんでした。
公式HPでもトップ画面に表示されるのではなく、自分でページを探し出す必要があります。HPはまだ普通にサービス提供しているような書かれっぷりです。(2024年4月4日時点)
「業務停止勧告」なんてちょっとヤバい会社だったのかもしれません…。ただ事ではない感じです。
運営会社の詳細はわかりませんが、LAIXという中国の会社だったようです。
それでもユーザーへの事前連絡くらいはほしいと思ってしまいます。
私の場合は契約終了まで残り1ヶ月を切っていたこと、
4月下旬以降継続する予定はなかった(語学学習補助がもらえる期間も終わってしまったので)
ので傷は浅かったことが救いです。
もしこれが契約開始したばかりだったらと思うとゾッとします。
問い合わせ受付の期限が1ヶ月しかない(4月30日まで)こと、
返金対応等については何も言及されていない
ところを見ると、問い合わせをしてみてもなんの反応もなさそうな気さえしてしまいます。
私自身も返金を求める問い合わせをするかどうか、ちょっと考え中です。
それでも運営会社の突然で、さらに誠意を感じない対応にびっくりしてしまいした。
続きです。返金依頼の問い合わせ結果を書いています。
まとめ:アプリの課金や契約には慎重な判断を!
アプリでの語学学習は、本やCDなどの教材購入と違い、その手軽さとテクノロジーの有効活用が魅力的なサービスです。
海外からでも教材やサービスを購入してすぐに学習をはじめることができます。
さらにスマホやタブレットなどのスクリーン・スピーカー・マイク等をフルに活用できるので、語学学習と携帯アプリはとても相性がいいと感じます。
しかし、今回の件を通じて、
突然サービスが終わり、何もできなくなるリスクをはらんでいる
ことを再認識しました。
復習したいと思っても、そもそもアプリを開くことができないので、何もできません。
使えそうな英語表現をブックマークしていたのにそれを見ることもできません。
(一部ノートにメモして学習していたのでそれだけは残っていますが…)
サブスクのような年間や月間の契約だけではなく、買い切りのサービスの場合でも、アプリ自体が使えなくなってしまえば、同じことが起こる可能性があるので安心できません。
アプリの有料サービス利用開始時は、よく見極めて利用することが重要だと認識させられました。
自分で長く続きそうなサービスなのかユーザー数を確認したり、信頼できるしっかりとした会社なのかを調べたりする必要がありますね。
みなさんも語学学習に限らずアプリにお金を払うときは慎重に判断しましょう!
こんなこともありますが英語学習は継続が最も大切!
引き続き、勉強を頑張っていきましょう。
ではまた〜
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