こんにちは、アメリカ在住の はる(@uchiyamaru0914) です。
2023年4月22日で渡米して丸1年経ちました。
いい区切りなのでこの1年を振り返っています。今回は後編です。
前編はこちら
これまでの記録はこちら↓
1年間アメリカで暮らしてみて(続き)
1年間アメリカのミシガン州に住んでみて、思うことをつらつらと。
前回の記事で3まで書いたので今回は4以降のトピックスです。
- 私のこと(前編記事)
- 日常生活のこと(前編記事)
- 英語のこと(前編記事)
- 仕事のこと
- 1年暮らしてわかったアメリカ生活の良し悪し
- 1年間のまとめ
では今回もお付き合いくださいませ。
4. 仕事のこと
大学卒業後、今の会社に入って約10年、特に長い休みを取ることもなく正社員として働き続けてきました。それが一変、専業主婦に。
1年間もの期間、学生でも社会人でもないというのは初めてのことです。
仕事は嫌いではありませんでしたが、
「仕事が大好き!仕事してると幸せ!!」
というほどの熱意も持ち合わせておりません…笑。
同じ会社で働いて10年も経つと、同期は転職する人も増えます。
「自分の人生このまま今の会社で働き続けてれば幸せなのかな?」
「将来どうなりたいんだろう?」
と考えることもありました。
そんな中、休職してゆっくり考えることができる時間をもらえたことはありがたいことでした。(決して今の職場を辞めたいと思っているわけではないですよ…!)
こちらに来て生活に慣れてきた頃(1~2ヶ月過ぎた頃)は、
「夫は頑張って働いてきてくれている分、自分も何かやらないと!」
と、始めたもののあまり更新できていなかったブログを頑張ったり、YouTubeもはじめてみよう、と意気込んでいました。
この1年で作った記事や動画を見ると、まぁまぁ頑張ったじゃん自分、と思う反面、
平日自由に使える時間がたくさん割に更新頻度低いなぁ…と自分を責めたくなる気持ちも…。
さらに自分の活動がこれまでの給料のように、お金に直結しているわけではない現状。お金も稼げていないし、自分のリソースを無駄にしているんじゃないか、という気持ちにもなります。
炊事・洗濯・掃除など主婦としてやるべきことはきちんとやっています。
子供がいる家庭に比べて、夫婦2人きりなので部屋もそんなに散らからないし、食事の準備や洗濯も負担は小さいですが、快適に暮らせる家に貢献できているという自負はあります。家計管理も任せられていて貯金もしっかりできています。(もともと決まったことを黙々とやるのは得意な性格なので、この生活を始めて主婦業をやるのはあまり苦ではない自分に気が付きました!)
それでも、社会とつながりが少ない生活は、「私の生活は本当にこれでいいのかしら?」と、この1年間でよくモヤモヤを感じました。
会社勤めで感じる日々のささいなストレスがない毎日はとても快適な一方で、毎日何も達成できていないような気持ちになります。
YouTubeやブログでお金が稼げるようになればいい!、と思いますが、そんなに簡単なことではありません。
何を発信したらいいのか迷走し、これって需要あるの?自分はあんまり向いていないんじゃないか?とぐるぐる考え始めると、時間はあるのに作業をやる気になれない日も多々…。そうなると結構メンタル的にも焦りや不安が大きくなります。
会社員時代は
「時間さえあればやりたいことが何でもできて解決」
と思っていましたが、そうではないと実感する日々です。
そうは言っても悩んだままでは仕方がないので、引き続き自分にできることを模索しながらブログ、YouTubeを継続していこうと思っています。それとともにこの生活で改めて決められた仕事やルーティンがあることの安心感と必要性を実感しています。
自分のメンタルを健康に保つために、まずは自分でコントロールできる目標を決めて生活のルーティンにすることを始めました。ブログや動画のアクセス数は自力でコントロールできるものではないので、自分の力でできることを目標にするように意識しています。
最近私は英語勉強とピアノの練習をルーティンにしています。
長期目線では質の目標(例えば帰国するまでにTOEIC800点以上取る、●●の曲を暗譜で弾けるようになる、等)を設定したうえで、「英語とピアノそれぞれ1日最低30分以上やる」という感じで量の目標を決めてやっています。日々の成果を記録していくと毎日の生活に達成感が生まれ、何もできていない1日という呪いから解放される気がします。
同じようにモヤモヤを感じている人は、簡単な目標設定でいいのでぜひやってみてください。メンタル面が少し元気になっている実感がありますよ。
2年目も自分で上手に自分のご機嫌取りをしながら、ブログやYouTubeを頑張ってみようと思います。
5. 1年暮らしてわかったアメリカ生活の良し悪し
1年暮らすと、アメリカの良い点、イマイチな点がいろいろ見えてきました。
私の主観になりますが紹介します。
【アメリカのいいところ】
- 自然が豊かできれい
- フレンドリーな人が多い
- 人の目を気にせずに生活できる
(自分は自分、他人は他人。人種も色々。) - 家が広くて快適
- 高速道路(フリーウェイ)が無料のところがほとんど
自然が豊かできれい
とにかく広大な土地でのびのびと自由に過ごすことができるのがいいところです。
日本では見られない雄大な景色がいたるところで見られます。
フレンドリーな人が多い
散歩をしていてもにこやかに挨拶してくれる人や、スーパーで選んでいると突然隣のおばさんがおすすめ商品を教えてくれたりと、初対面の他人でもお友達のように接してくれる人が多いです。
人の目を気にせずに生活できる(自分は自分、他人は他人。人種も色々。)
日本でよく感じる「人と違うことをやると白い目で見られる」感覚を全然感じません。さすが自由の国です。何でも自己責任の文化であるが故のデメリットもありますが、この空気を肌で味わえているのは貴重な経験です。化粧もせずラフな格好で出歩いても浮かないのが最高です。
家が広くて快適
家が広いので、家で過ごす時間が長くてもあまりストレスを感じません。料理をするにもキッチンが広いので快適です。
高速道路(フリーウェイ)が無料のところがほとんど
日本では高速道路は有料、のイメージですが、アメリカは違います。
制限速度は時速120kmというような高速道路が整備され、都市部などを除いてほとんどが無料で使えます。少し遠いところに行くにも、まっすぐと伸びる幅広の高速道路を躊躇せず使うことができるので便利です。(慣れるまでは速くて怖いけど…)
【アメリカのイマイチなところ】
- 治安が悪い場所が多い(銃撃事件も日常茶飯事…涙)
- 医療費が高額(らしい)
- 外食が高くて、盛り付けも適当な店が多い
- 広すぎて観光地に行くには時間がかかる
- 車がないと生活できない
+ マナーの悪い人や壊れそうな車で走っている人が結構いるので怖い
治安が悪い場所が多い
ニュースを見ていると本当に銃撃事件が多いです。
アウトドアショップにも普通に銃が売っていて、決められた手続きをすれば誰でも銃が買えてしまう世界です。治安がいい私の街でも、ちょっと前に近くのレストランで銃撃事件があり恐怖を感じました。こちらに来て日本がいかに治安が良くて安心できる国だったかがわかりました。
医療費が高額(らしい)
国民皆保険の日本と違い、アメリカは医療費が高額になる傾向にあります。幸い我が家はここ1年大きな病気もなくまだ医者にかかったことがありませんが、自分の加入する保険によって保険でカバーされる治療の範囲や医療機関が違い複雑でめんどくさいという話を聞きます。病気になるとただでさえ不安なのに、お金の心配が付きまとうのは長く生活するには大きな不安要素だと思います。
外食が高くて、盛り付けも適当な店が多い
食事面では、日本の外食と比べてしまうと味、値段ともに満足できる店に出会うのは難しいです。(日本の外食がコスパ良すぎる…)
チップも支払うと結構びっくりするような金額になります。その割に盛り付けも適当で味もまぁ普通、ということが多く、外食することのハードルが高いです。アメリカならではのボリュームを楽しめるレストランは魅力的ですが、日常的に外食が楽しめるという点では日本が圧勝です。
広すぎて観光地に行くには時間がかかる
国土の広さは良いところである一方、旅行を楽しもうと思うとなかなか大変です。
国内旅行でも飛行機を使うのが一般的ですし、有名なスポット1つ1つが結構離れた距離にあるので1度の旅行でたくさんの観光地を回るには長期間の予定を組む必要があります。
年末年始にはフロリダまで車で行きましたが、往復するのに車の移動時間だけでほぼ4日(片道2日弱)かかりました。移動にお金をかけるか、時間をかけるかの天秤です。
車がないと生活できない+ マナーの悪い人や壊れそうな車で走っている人が結構いるので怖い
普通に生活するにも都市圏に住まない限りは、徒歩や自転車だけでは生活できません。公共交通機関は日本ほど整備されておらず、バスや電車があるのは大都市と学生街のそばの一部のエリアだけです。
うちからだと近くのスーパーまで片道3km以上あり、大きな通りに面していて車で来ることを前提としたような作りになっています。人がたくさん住む街であっても1人1台車があるのが当たり前の社会なので、車必須でその維持費やガソリン代でも結構お金が掛かります。その結果、あまりお金の余裕がない人はボロボロのバンパーが半分はずれかかっているような車に乗っていることも多く、近くを走るときは結構怖いです。ジグザグ走行で爆走する車もいるので要注意です。
以上、住んでみて感じるリアルな良し悪しを紹介しました。日本の特徴はアメリカの良いところ、イマイチなところそれぞれを逆にしたものになります。
この1年の感想として、個人的にはやっぱり長く住むなら日本がいいなと思います。
でもそれも、アメリカ生活で文化の違いを肌で感じることができたから言えることです。1年前に比べて確実に自分の世界が広がりました。貴重な経験をさせてもらえていて、アメリカに来てよかったと思います。
ほかの国の文化を知り、日本の良さを再認識できたからこそ、次に帰国する時は今まで以上に日本の暮らしに感謝して生活できる気がします。
6. 1年間のまとめ
最後にこの1年で行った場所を記録しておきたいと思います。ロードトリップで通過しただけ、ダウンダウンを車でドライブしただけの場所も含みますが、結構多くの場所に行きました。
連休はひたすら車でロードトリップを楽しんだのでミシガンを起点に縦方向に行けました。
行った州:10/50州(通過のみも含む)
ミシガン・オハイオ・インディアナ・イリノイ・
ケンタッキー・テネシー・ジョージア・
サウスカロライナ・ノースカロライナ・フロリダ
旅行した都市:26都市(ドライブのみも含む)
ミシガン州 (13) … ランシング、アナーバー、ディアボーン、フリント、
フランケンムース、グレンアーバー、トラバースシティ、
オールドミッション、ゲーロード、インディアンリバー、
マッキノーシティ、マキナック(マキノー)島、セントイグナス
オハイオ州 (2) … クリーブランド、トリード
インディアナ州 (1) … インディアナポリス
イリノイ州 (1) … シカゴ
ケンタッキー州 (1) … ルイビル
テネシー州 (3) … ナッシュビル、ガットリンバーグ、ピジョン・フォージ
ジョージア州 (1) … アトランタ
フロリダ州 (5) … オーランド、ジャクソンビル、セント・オーガスティン、
マイアミ、キーウエスト
国立公園:5か所
スリーピングベアデューンズ国定湖岸(ミシガン州)
クヤホガバレー国立公園(オハイオ州)
マンモスケーブ国立公園(ケンタッキー州)
グレートスモーキーマウンテン国立公園(テネシー州/ノースカロライナ州)
エバーグレーズ国立公園(フロリダ州)
2年目も色々な場所に旅行に行きたいです。
今考えているのはニューヨーク、ワシントンDCなどの東海岸側とカナダのナイアガラの滝やトロント。西海岸は日本からでも観光ツアーが多いので優先度を下げてます。
あとは実は近いのにデトロイトのダウンタウンもまだ行ったことがないので、近々安全には十分気を付けて遊びに行こうと思います。
おわりに
書き始めたら思った以上に長くなり、すみません。
(最後まで読んでくれた方、本当にありがとうございます!!!)
今までの記事よりも思っていることを正直に書けたような気がします。
モヤモヤ考えてしまう日もありますが、基本的には毎日楽しく元気に生きています。
生活に慣れた2年目はさらに楽しい経験ができるよう、毎日を大切に過ごしていきたいです。
ではまた~